犯罪に関する悩みはすぐに相談!覚えておくべき5つの電話番号と相談窓口

 

万引き・痴漢・脅迫など他人に何らかの被害を与える犯罪行為。日々様々な対策は行われているものの、今だに発生件数は0にはなりません。

被害者の中には、被害にあったことが周囲に知られないよう、泣き寝入りしてしまうことも少なくありません。

しかし、今では「泣き寝入りする人たちが少しでもいなくなるように」と様々な犯罪に対して相談窓口が設けられているのはご存知でしょうか?

相談窓口では各ジャンルの専属スタッフの方が応対し、適切な対応や指示を行なってくれます。今回はまだあまり世の中に浸透していない相談窓口の存在と相談内容について紹介していきます。

すぐに相談できる覚えておきたい5つの電話番号

相談窓口には直接足を運ぶものだけではなく、電話一本で気軽に相談をすることも可能です。「対面で話すのが苦手」「相談にいく時間がない」という方でも利用できます。

緊急時に携帯に登録しておくのがおすすめの5つの電話相談窓口と対応してくれる相談内容について説明します。

警視庁総合相談センター「#9110」

ストーカーや騒音被害、DVなど幅広い相談に対応している警視庁総合相談センター。実際に被害にあっていなくても不安や迷惑を感じる内容でも相談することが可能です。

緊急の場合は「#110」。事件がまた発生していない場合・不安や迷惑を感じた場合は「#9110」に相談しましょう。相談内容によっては適切な相談窓口や専門機関へと引き継ぎも行なってくれます。

犯罪被害者ホットライン「#8103」

犯罪被害者ホットラインは、犯罪被害者のために設けられた窓口。世間からの誹謗中傷・迷惑行為・ストレス・憤りなど犯罪被害にあった後の悩みついて相談に乗ってくれます。

心に深い傷を負ったままでは、人生を楽しむことはできません。一人で悩んで、落ち込んでしまう人が多いため、少しでも悩んでいる場合は犯罪被害者ホットラインを利用するのがおすすめです。

ヤングテレホンコーナー「03-3580-4970 」

ヤングテレホンコーナーは文字通り、子ども(未成年)に関する相談窓口。子ども本人はもちろん、子どもを持つ親も利用可能です。

いじめや不登校、友人関係のトラブルなど、どのような対応をすればよいのかわからない場合などに適切な対応方法を教えてくれます。

他人に相談しにくい子どもに関する相談内容の場合、このヤングテレホンコーナーの利用がおすすめです。

暴力ホットライン「03-3580-2222」

暴力ホットラインは、暴力団が関連したトラブルについて適切な対処法を教えてくれる相談窓口です。「脅迫されている」「 団体に入会させられた」「金銭トラブル」などの悩みに対して暴力団に詳しい専門スタッフが知恵を貸してくれます。

暴力団に「警察に相談したら…」と脅されていても、相談内容が外に漏れることはないため、恐怖や不安を感じずに利用できます。

交通相談コーナー「03-3593-0941」

交通相談コーナーは、交通事故や交通トラブルに関しての相談が可能な窓口。違法駐車の罰金や免許手続きなどの疑問に関しても対応してくれます。

「事故を起こしてしまい、まず何をすればいいのかわからない…」という時などはちゅうちょせずに、交通相談コーナーに電話をかけてみてください。

子どもの犯罪・非行をすぐに相談できる窓口と相談対応内容

子どもの犯罪・非行の対応には悩みがつきもの。「どのように対処すればいいのかわからない」という親御さんも多いと思います。ここでは電話でも直接足を運んでも相談できる、相談機関について紹介していきます。

法務少年支援センター

法務省が行っている法務少年支援センター。「子どもの躾に悩んでいる」「子どもがトラブルを起こした」などの子どもの問題や悩みに関する相談に乗ってくれる機関です。スタッフは心理カウンセリングなどの知識を有しているため、専門的な回答を得ることができます。

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自助グループ

自助グループは、共通の悩みを抱えている人が集まり、ディスカッションなどを通して自主的に運用を行っていくグループです。

ギャンブル依存症・薬物依存症・万引き依存症・恋愛依存症など様々な共通の悩みを抱えている人が集まります。「自分だけでは改善するのが難しい…」と考えている方は、是非一度参加してみてはいかがでしょうか。

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セカンドチャンス

セカンドチャンスは少年院出院者に手を差し伸べるグループです。出院した後の「友達付き合い」「 親との向き合い方」「社会とのギャップ」など同じ悩みを抱えた人々が集まります。

実際に社会復帰した出院者の人からも話を聞けるため、悩みを抱えている人は一度相談してみるのもおすすめです。

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相談を行う際に必要な情報と注意点

相談を行う際は窓口により、名前などの個人情報を聞かれる場合もあります。少し不安に思う方もいると思いますが、どの機関でも個人情報や相談内容においては厳重に情報を取り扱うため、外部への漏れは一切ありません。

また、不安や恐怖を感じた時の状況・被害にあった時の状況など、その場面を思い返してしまうような質疑をされることもあります。相談の回答を適切なものとするためにも必要な情報なので、了承の上相談窓口を訪ねましょう。

まとめ:抱え込まずに相談し行動することが大切

犯罪や非行など自分の知識では解決することができない問題に直面するとどうしても行動が止まってしまいます。

しかし、悩んでいるだけでは何の解決にも至りません。自分の知識で解決することができない内容は、友人や専門家の知恵を借りるのが一番です。

どの相談窓口も無料で利用できるため、少しでも悩み事がある方はすぐに利用することをおすすめします。ただし、各相談機関に相談するときは、あくまで問題に対処するのは自分自身であることを忘れないでくださいね。

 

「犯罪に関する悩みはすぐに相談!覚えておくべき5つの電話番号と相談窓口」への2件のコメント

  1. はじめまして。
    18才大学生娘の非行に悩んでいます。勉強勉強とうるさく言い過ぎたのか大学生になって弾けてしまいました。
    無断外泊、大阪難波での夜遊び、ヤクザと通じてる感じもあり怖くて仕方のない毎日を送っています。
    主人を嫌っていて会話が出来ないほど崩壊していますし、私も今まで強制ばかりしてきたせいか全くいうことを聞かなくなってしまいました。
    何か言うと、いまは帰ってきてあげてるのに完全に出て行くと言って脅してきます。
    以前から夜の仕事やクラブ、キャバ嬢のような風貌に興味があり、いまは遊んでいるだけのようですが、いつでも自分から飛び込んでいけそうな感じです。
    今まで進学校と親に押さえ付けられていたので我慢していたようですが、もう18才なので何とかなると思っているようで全く話を聞く気も話をする気もなく、いま最も大事なものは友達と太いブレーンだと言っていて何を意味しているのか理解出来ず悪いことしか、思い浮かばず恐怖です。
    お金はあまりあげていません。どのくらいあげて良いのかも悩みます。遊ぶときお金を出してくれる女の人が存在し、余計に気が大きくなっています。自分はLGBTだと宣言していてスマホを通じて女の友達をたくさん作っていて気が合うのでその関係を否定して絶たせることは難しそうです。
    いけるところまでぎりぎりで大学生をして親のすねをかじるつもりのようですが、責められたときにはやめてもいいと思っているようです。
    放任してはいけないと思いながらどうすることもできずにいます。どこに相談すれば良いのか悩んでいます。どうか助けてください。宜しくお願い致します。

    1. ひだかあさん

      娘さんのことでは,とても心配なさっておられる御様子ですね。
      これまで一所懸命に育ててこられたのに,反抗されたらショックですよね。
      しかし、反抗することでそれまで親御さんの言いなりだったものから
      お子さん自身の価値観を築いていく大事なプロセスでもあるので、
      お辛いでしょうが、何かあったらお母さんが守るからという気持ちで見守る姿勢が大切です。
      反抗されたら、子どもさんに対して腹が立ったり,拒否したくなったり、
      自分を責めたり、子どもさんを生んだことさえ後悔するかもしれませんが、
      子どもが泣きついてきたら、いつでも抱きとめる気持ちを失わないでください。

      さて、御相談の内容からすると、まだ警察沙汰にはなっていないけれど、
      このまま放っておいたら大変なことになりそうで不安だし、
      LGBTの問題もありそうだということで、一層ご心配でしょう。
      御相談の内容を拝見したところ、電話口での相談よりも、
      相談機関での面談による相談を受けられるのが良いと思います。
      まずは,「189」に電話をして、相談を受けてもらえるかどうかを確認しましょう。
      地域によってお子さんの年齢が20歳未満のところと、18歳未満のところがありますので、
      相談を受けてもらえそうであれば、その紹介先に連絡してみてください。

      国の機関としては、各都道府県にある「法務少年支援センター」に電話してみましょう。
      全国から「0570-085-085」にお電話ください。
      地域の「法務少年支援センター」につながります。
      臨床心理の専門スタッフが相談に応じます。

      通常、平日の午前9時から12時、午後1時から4時30分頃まで受け付けてもらえます。
      ただし、受付時間は場所によって異なりますので、相談するセンターに確認してください。
      法務少年支援センターの中には、メール相談に応じているところもありますが、
      面談となったときに行きやすい場所の方がよいので、その点を考慮して相談してください。
      以下のURLを参考になさってください。
      http://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei_k06-1.html

      上に御紹介した機関は,いずれも相談料金は無料です。

      相談される際は,相談したい内容を紙に書き、
      助言してもらったらそれを書き留めておきましょう。
      自分の気持ちを整理したり、聞いただけでは忘れてしまいがちな助言を思い出すのに役に立ちます。

      また何かありましたら、遠慮なく御相談ください。

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