虐待を行う人の心理とは?行動に至る3つの要因について解説

幼児虐待・高齢者虐待と、抵抗がしにくい弱者に暴力を振るうという見過ごせない行為が後を立ちません。

場合によっては、加害者の身勝手な虐待が原因で死に至る場合も…。

老後施設や警察、地域の連携などの強化が進んでいるものの 、虐待の件数が0になっていないのが現状です。

そこで今回は、虐待を行う人の心理について詳しく紹介していきます。

虐待は決して教育では無い

幼児虐待・高齢者虐待を行なった加害者の言い訳として「教育のために行なった」という人もいますが、虐待は決して教育などではありません。

むしろ脳や心、身体に大きな外傷を与える犯罪ともなりかねない行為です。

暴力を振るわれることで、被害者の脳は学習能力の低下や認知機能の低下がみられると言われています。

もしも本当に教育だと思って虐待を行なっているのであれば、真逆の行動であり、被害者に傷を負わせるだけと言えるでしょう。

対象によって大別される2つの虐待

 

虐待は、対象となる被害者によって種類が微妙に異なってきます。

そこで、ここでは幼児虐待と高齢者虐待、それぞれの虐待の種類について詳しく紹介していきます。

①幼児虐待

虐待は、基本的に身体にダメージを与える身体的虐待が多いのが現状です。

子どもの場合は自分でお金を稼いだりご飯を作ったりすることが難しいため、親からの支援がライフラインとも言えます。

そのため、親が子どもへの支援を止めてしまうと、子どもは必然的に生活できません。これらに付随して幼児虐待で行われる種類が、

  • 身体的虐待
  • 心理的虐待
  • 性的虐待
  • 養育放棄(ネグレクト)

などがあげられます。

自立することができない立場の子どもを標的にした虐待は、まさに子どもの命を奪いかねない犯罪的行為です。

今では少しでも幼児虐待の件数を減らすことができないかと「189」のダイヤルが設けられました。 

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なお、虐待の中には、「代理によるミュンヒハウゼ症候群」というものもあります。

これは、一見虐待には見えないのが特徴で、親が世話好きで面倒見がよいように振る舞いながらも、実際には問題のない子どもを病気に仕立て上げて、不必要な検査や治療を受けさせたりする。

そして、医者からまともに取り合ってもらえないと、すぐに病院を変えて、さらに色んなことを子どもにするというものです。

そうした行動の背景には、親自身が良い親に見られたいという承認欲求が関係していると考えられます。しかし、それは子どもにとってはいい迷惑です。

そのようにして親によってねつ造されたた症状は、親と離れるとよくなるというのが特徴です。そのようなタイプの虐待もあるので、注意が必要です。

②高齢者虐待

高齢者は生活を支援してもらっている家族だけではなく、入居した老後施設先の職員から虐待を受ける場合もあります。子どもと同様に抵抗することができない層の方が虐待のターゲットとなることがほとんどです。

高齢者虐待の虐待の種類としては、

  • 身体的虐待
  • 心理的虐待
  • 性的虐待
  • 経済的虐待
  • 介護・世話の放棄・放任

などとなっています。

老人施設先で虐待が行われている場合は、家族が気付きにくいとことも問題です。

高齢者は体内の臓器や骨なども衰えているため、身体的虐待の影響もとても大きくなります。

ひだかあさん

子供や高齢者など立場が弱い人に危害を加えるのは本当にひどいわ。

虐待する心理とそれに至る3つの要素

虐待が行われるのは加害者側に原因があるだけではなく、様々な要因が重なった場合に起こることが多いと言われています。

そこでここでは、虐待を行う要因について紹介していきます。

3つの要因のうち2〜3つが重なり合った時、特に虐待が発生すると言われています。

周囲で似たような環境の家族がいる場合は一声かけてあげるなどの配慮を行いましょう。

①虐待者(加害者)の要因

虐待を行う虐待者(加害者)の心の要因が一番大きく関係します。

少なからず自分のフラストレーションを解消するために虐待を行うケースも少なからずありますが、他には

  • 育児への不安、イライラ感
  • 認知症などの症状悪化への不安、徒労感 
  • 過去に虐待された経験

などの要因で虐待を行なってしまう人も多くいるのです。

比較的年齢の若い親御さんが育児への不安を感じ、虐待をおこなってしまう事例は少なくありません。

このような場合は加害者自身も精神的にダメージを負っており、正常な判断ができない場合がほとんどです。

②虐待対象者の要因

虐待対象者の行動が要因となる場合もありえます。

  • 子育てがしにくい子ども
  • 病気や障害を持っている
  • 家族に暴力を振るう

これらの特徴を持っている子どもや高齢者の方がいる家庭では虐待が発生しやすい傾向も見られるようです。

③周囲に関連する要因

虐待者・虐待対象者の要因の他に、周囲の環境が要因となることもあります。

  • 家族が地域で孤立している
  • 家庭環境が複雑
  • 経済的な不安を抱えている

これらを補うためにも様々な施設に相談できる場所が設けられています。

○幼児虐待に関する相談はこちら

○高齢者虐待に感する相談はこちら

周囲で相談する人がいないのであれば、一人で悩まずに相談を行いましょう。

虐待が疑われる場合は「189」に通報しよう

幼児虐待などが周囲で行われている可能性がある場合は、すぐに「189」のダイヤルに連絡をしてください。

地域の児童相談所に電話がつながるようになっており、実際に対象の家庭で虐待が行われていないか、職員の方や専門的な知識を持った訪問員が調査を行なってくれます。

「もしかしたら違うかもしれない…」と思っても構いません。

少しでも違和感を感じたらすぐに「189」に連絡を行なって見てください。

匿名での通報なので名前や身元などを明かさないで相談することもできです。

●「189」のダイヤルの詳しい説明はこちら

まとめ:虐待の解消には周囲の力が必要

虐待は家庭内だけでで防止・対策するのはとても難しいでしょう。

周りに相談する友人や知り合いがいないのであれば、なおさらです。

そのため、地域の方々とも密接な関係を築き、少しでも不安なことがあった場合はすぐに子育てや介護の相談などを行いましょう。

周囲に相談するのが嫌だとか、相談したくても誰に相談していいかの分からないという場合は、上記で紹介した以下の施設に相談を行なって見てください。

ひだかあさん

一人で抱え込まずに『まずは相談』を意識してみて!

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