1年で何らかの刑法を犯した事件が約91万件。平成14年のピーク時と比べると半分以下には減少しているものの、まだ年間で100万件近くの犯罪が発生しています
最近では子どもや高齢者など危機管理能力の薄い層に漬け込んだ犯罪が増えています。自分勝手な欲望で他人を傷つける犯罪。犯罪者はどのような心理で犯罪を行っているのでしょうか。
今回は、犯罪者の心理・傾向・特徴などを詳しく紹介していきます。
Contents
犯罪者に多くみられる3つの心理的傾向
性格や思考などの調査により、犯罪者にはいくつかの心理傾向があることが分かっています。ここでは特に多いとされる3つの心理傾向について紹介していきます。
ただし、それらの性格傾向が見られるからといって、必ずしも犯罪に及ぶという訳ではありません。
逆に、ここに書かれている心理的傾向も見られなかったり,別の心理的傾向が目立つ場合もありますので、その点をご理解の上読み進めてください。
意志欠如型
意志欠如型は意志が弱く、仕事の継続や我慢ができない人のことを指します。誘われたことに対してきっぱりと断ることができない性格から、主犯というよりは共犯となり犯罪に関与するのが特徴的です。
軽躁(けいそう)者
軽躁者は、派手でお調子者・見栄っ張り・目立ちたがりという性格から、軽微な犯罪などを繰り返す傾向が見られます。
見栄を張りたいがための万引き、人より目立つための暴力など、欲求を満たすために犯罪に手を染めてしまうのが特徴的です。
爆発者
爆発者は我慢するのが苦手で突如怒り始めたりする人のことを指します。社会の人間関係でも「キレやすい人」と認知され、周囲の人から敬遠されることも。突発的な憤りから殺傷事件などを犯す傾向がみられます。
凶悪な犯罪を繰り返すサイコパスとは
犯罪者の中には、幼少期の家庭状況やコンプレックスが引き金となり犯罪を犯す人もいますが、ごく稀に精神病質、サイコパスと診断される人が犯罪を犯すこともあります。
サイコパスについては、反社会性パーソナリティ障害や非社会性パーソナリティ障害と診断されることもありますが、厳密に診断するためには特別な訓練が必要ともされています。
サイコパスは脳の扁桃体の異常が指摘されていますが、生育環境影響を受けて形成されるとも考えられています。
重大事件はこのサイコパスが引き起こしたものが多く存在するという指摘もあります。
ここではサイコパスについて少し掘り下げます。
サイコパスの特徴
サイコパス(精神病質者)の特徴としては、
- 口達者
- 平然と嘘をつける
- 刺激を求める
- 共感できない
- 良心の欠如
以上のような特徴がみられます。
重大事件を犯したサイコパスには、幼少期に動物の死体を集めていたり、動物を殺すのが趣味だったという人もいました。
物心がついてしまうと、精神病質ではない方との差別が難しい場合があるので、幼少期の段階でサイコパスが疑われる場合はいきなり病院を受診するのではなく、まずは児童相談所に相談しましょう。
その上で必要があれば、子どものことをよく見てくれて、サイコパスについて詳しい病院を紹介してもらいましょう。
サイコパス犯罪者が引き起こした事件
連続殺人犯や通り魔と呼ばれる犯罪者は比較的サイコパスに当てはまる傾向にあります。
多くの被害者が出た事件は報道で衝撃を受け、恐怖を感じたことから、多くの方の印象に残っているのではないでしょうか。
- 座間9遺体事件
平成29年8月22日から10月30日、2ヶ月という短期間で9人もの人を殺害し、遺体を切断しマンションで保管していた座間9遺体事件。
快楽殺人であったということが報道され、犯人は警察の事情調査時に「 遺体の処置(切断)に最初は3日かかったが、次第に1日でできるようになった」と話したそうです。
犯罪者の心理を確立する家庭環境とは
犯罪者の心理が確立される背景には壮絶な家庭環境が関係していると言われています。犯罪者が幼少期に過ごしていた家庭では、
- 親の無関心
- 貧困な家庭
- 虐待
などの傾向が見られます。
虐待と犯罪の因果関係はとても強く、重犯罪者の約50%が幼少期に虐待を受けていたというデータがあるほどです。
痛めつけられるというストレスが大人になって暴走し、大事件を引き起こしてしまうのでしょう。
まとめ:日本の犯罪件数の推移
日本の犯罪件数は平成14年のピーク時に迎えると半分以下へと減少しています。しかし、今でも年間に100万件近くの犯罪がおこっているのが現状。
海外と比べると圧倒的に事件の発生数は少ないものの、未だに犯罪対策に力を入れなければならないのも事実です。
少しでも日本が安全な国となるためにも一人一人の意識はもちろん、地域や警察が一体になって一般市民、特に子どもや高齢者などを守る一方、非行や犯罪が生じにくい社会の仕組みを作っていくことが必要です。
相談などは可能ですか?
N.Y.さん
これまでは御相談のコメントに対しては相談機関を御紹介することで対応しておりました。
しかし、個別の相談を希望される方もおられますので、そのための準備をしているところです。
体制が整いましたらサイト内でお知らせしますので、今しばらくお待ちください。
毎日学校帰り坂を下ればスピード出しすぎて死ぬんだろうなとか、雨が降った日にはすべって事故って死ぬんだろうなとか、カビハイターの液を飲んだら死ぬんだろうなとか、試しに死ぬのか実験してみたいななど考えます。この考えが始まったのはお風呂で気を失って気づくとお湯の中でおぼれそうになっていて、もしかしたら死んでたんじゃないかと死を近くで感じてから考えるようになりました。死にたいわけでもなく死が怖いわけでもありません。ただひたすら こうやって死ぬだろう ああやって死ぬだろうななどお風呂での経験で一瞬で死ぬんだなと思い死ぬのが怖くなくなったのもあると思います。
今私は高校の総合探求の授業で犯罪者の心理について掘り下げています。
私の経験もなにかの情報や心理学習に役立つのではないかと思い相談しにきました。
蛇口さん
コメントありがとうございます。
生きている限り,死はいつも隣り合わせです。
生きている限り,いつかは死が訪れます。
頑張ってもどうせ死ぬ。だから,頑張っても無駄と思いながら生きることも
いつ死ぬのか分からないんだから,生きている今を精一杯生きよう思って生きることもできます。
そういえば,私も若かった頃,目の前にある問題の解決策が見つからずに「死にたい」と思ったり,
死んだらどうなるのかなと思って,色々死に方を考えたりちょこっとだけ試したりしたこともありました。
でも,大事には至らず,今もこうして生きています。
蛇口さんの場合はどんな状況にあるのかしらと思います。
もし個人的に相談したいけど有料相談は受けにくいということであれば,
記載してあるメールアドレスまでメールしてくださいね。
都合ですぐにお返事できないこともありますが,できるだけ数日内に連絡します。
では,どうぞお元気でいらっしゃってくださいね。